【大阪】3ヶ月の赤ちゃん置き去り。死因は熱中症の可能性。クーラーは意味ない?

7月17日、大阪府大阪市住之江区で、生後3ヶ月男の赤ちゃんを一晩家に置き去りにしたとして、大阪市の自営業の男(36)と無職の妻(19)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕された。

生まれたばかりの赤ちゃんのこのようなニュース、本当に胸が痛くなり怒りを覚えます。

司法解剖の結果、死因は熱中症の可能性が高いことがわかりました。

母親は冷房を入れて家を出たと供述していますが、なぜ熱中症になってしまったのでしょうか。

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生後3ヶ月の長男を一晩放置、夫婦を逮捕

7月16日の23時頃に無職の妻(19)がミルクを飲ませ寝かしつけたあと鍵をかけて外出、当時別居中の自営業の男(36)と待ち合わせをし、大阪市内のホテルに向かった。無職の妻(19)が7月17日午前9時頃帰宅したとき、生後3ヶ月男の赤ちゃんはうつぶせで息をしていない状態で発見、搬送先の病院で死亡が確認された。

自営業の男(36)は「今までも何回か自宅に置いたまま出かけていたので大丈夫だと思った」と供述しているという。

引用元http://topics.smt.docomo.ne.jp/

無責任な親に放置され命を落とした赤ちゃん。

今までも自宅に置いたまま外出していたというのも考えられない行動ですが、どうして大丈夫だと思ったのでしょうか。

そして、どのような場合に熱中症になってしまうのでしょうか。

熱中症になる原因とは

熱中症とは高温の場所に長時間いることにより起こりうる症状の総称で、めまいやけいれん、頭痛や吐き気などを引き起こします。

体温が上がりすぎたとき、体は汗をかき、それが蒸発することにより体温を下げようとします。また皮膚にたくさん血液を流し、体の外へ熱を放出しようとします。

しかし、高温多湿の場所に長時間いると、このような体の機能がうまく働かなくなり、汗をかきすぎて体の水分と塩分が奪われ脱水状態になり汗をかけなくなる、さらに血液の循環にも支障をきたし、それにより多臓器不全を引き起こし、最悪の場合死に至ります。

赤ちゃんは体の機能が大人に比べて未熟で体温調節がうまくできないので、これらの症状が重症化しやすいのです。

冷房は意味ない?

冒頭で書いたとおり、母親は冷房を入れて家を出たと供述していますが、なぜ熱中症になってしまったのでしょうか。

先程は温度が高いところだと汗をかきすぎて脱水状態になってしまうと書きました。

しかし、冷房が効いていて温度が低くても、湿度が高い状態だと、汗が蒸発できないので体の温度を下げられなくなり、それが熱中症へとつながります。

冷房は部屋の温度は下げますが、湿度は下がりません

今の梅雨の時期などは特に湿度が高くなるので、冷房をつけているからといっても熱中症になる可能性があるのです。

湿度を下げるには冷房の除湿運転や、扇風機も使ったり、換気扇を回したりするのが効果的です。

赤ちゃんはまだ喋ることができないので大人が見守って、体の変化にも気づいてあげなくてはなりません。

その保護者である親が子供を放置するなど、人間としても到底考えられない行動ですが、親になった以上しっかりと自覚と責任を持ち、このような痛ましい事件がなくなることを願います。

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