毎年来る花粉の季節。
花粉症の方は特に気を遣って対策をしなければなりませんが、実は花粉症でない方も注意が必要な症状があります。
花粉による肌荒れ「花粉症皮膚炎」の原因や対策についてご説明します!
花粉症皮膚炎・肌荒れの原因、症状は?
現在、約9割の女性が“花粉症による肌あれ”で悩んでいるとも言われているそうで、まずは花粉による肌荒れの原因について理解をしておくことが大切です。
花粉による肌荒れは「花粉症皮膚炎」と呼ばれ、原因は、肌に花粉が付着することで引き起こします。
花粉が肌に付着すると、カサつき、かゆみ、湿疹、発赤などの症状が現れ、またその症状が原因で目や鼻を擦ったり、鼻のかみ過ぎによる摩擦で肌にダメージを与えることも花粉症皮膚炎となってしまいます。
肌荒れしないための対策は?
基本的には普段の花粉症対策と一緒で、肌に花粉がつかないようにマスクをすること。
マスクをすることで、花粉に接する量が6分の1ほどになり、ある程度防ぐことができます。
さらに、目元への花粉対策は、ゴーグルやメガネなどを着用し、肌の露出を少なくするということが大切です。
また、資生堂から「花粉吸着防止スプレー イハダ アレルスクリーン」という花粉対策グッズが発売されており、顔や髪にスプレーすることで、花粉が付着するのを防ぐという商品もあります。
マスクとゴーグルの下にスプレーすれば、完全防備もできますし、ゴーグルはちょっと…という方にもスプレーするだけなので簡単に対策ができますね!
肌荒れしてしまったあとの治療法やセルフケアは?
花粉症ではなかったため対策しておらず、肌荒れしてしまった、対策していたけれど肌荒れしてしまったという場合、治療法やセルフケアはどうしたらいいのでしょうか?
まず専門的な治療法は耳鼻科、内科、皮膚科などの医療機関で診てもらうことです。
肌荒れの薬はドラッグストアでも手に入るものがありますが、原因がわからない状態での使用は危険ですし、花粉症そのものはアレルギー性の疾患なので、完全な治療は病院に行くことが大切です。
しかし、時間がなかったり、そこまで重症ではなかったりする場合、セルフケアをするとすれば、肌を清潔に保つ、保湿をする、水分を摂る、など炎症を悪化させないようにすることが、ケアにつながると言えます。
まとめ
年々、花粉に悩まされる方が増えてきて、花粉症でない方も安心していられなくなってきました。
花粉症や花粉症皮膚炎には、しっかりとした対策やセルフケアが大切です。
しかし、それでもどうしようもないときは、早めに病院を受診し、悪化させずに済むようにしましょう。