アウトドアには手が空くリュックが一番!
そして目的に応じた容量、機能のリュックを選ぶのも重要ですね。
また、最近では機能性だけでなく、おしゃれにも注目したアイテムが数多く発売されています。
とにかく荷物をたくさん入れたい!動きやすいものがいい!容量も大事だけどおしゃれなものを身に着けたい!というみなさんのために、目的に応じたリュックの選び方と、人気のアウトドアリュックブランドをご紹介いたします。
自分の目的に合ったリュックの選び方を参考に、絶対外さない人気ブランドのそれぞれの特徴からお好みのリュックを見つけてみてくださいね!
目次
リュックの選び方は?
①容量を選ぶ
キャンプ、ハイキング、登山などのアウトドアアクティビティでは、それぞれいろいろな必需品や持ち物がありますよね。
いざリュックを買っても、小さすぎて持ち物が入らなかったら意味がありません。
まずは行く場所、滞在時間などから、容量の目安を参考にしてみてください。
数字は大人1人で行く場合の容量なので、行く人全員がこのサイズを持って行かなくてはならないわけではありませんよ!
日帰り | 山小屋1泊 | テント泊、長期泊 | |
キャンプ | 25L前後 | 30~40L | 40~50L |
ハイキング | 25L前後 | 30~40L | 40~50L |
登山 | 30L前後 | 40L前後 | 50L~ |
このほかに、家族の分はどうするか、目的地でやりたいことに必要な持ち物は何か、また、昼夜の気温差に備えるためのアウターや、冬場は衣類等が厚手になることなどから、余裕を持った大きさを選ぶようにしてくださいね。
しかし、大容量であればいいというわけでもなく、特にハイキングや登山は歩くことが多いので、大きすぎても負担になります。
また、負担を軽減したり、それぞれのアウトドアアクティビティに適した機能をもったリュックを選ぶことも重要です。
②機能で選ぶ
行きたい場所や滞在時間などから必要な容量がわかったら、次はリュックの機能を選びましょう。
アウトドアは文字通り外で活動するので、汚れたり雨にぬれたりする場合もありますよね。
そんな場合でもリュック本体や中身を守ってくれるような防水性や耐久性のある素材のもの、レインカバーがついているものをチェックしてみてください。
また、リュックの形でもそれぞれ特徴があり、開閉部分がくるくると巻けるようになっているロールトップは、雨の侵入を防げたり、巻いたり広げたりすることで荷物の量を調節できたり、開閉部分が広く開くので荷物の出し入れがスムーズです。
開閉部分にフタがついているフラップも雨の侵入を防ぐために作られたもので、最近は形がおしゃれと人気になっていて、ビジネスや普段使いとしても見かけることが多くなりました。
その他に、リュックの外側にポケットがついたものや、背面にファスナーがついているものは、背負っている状態でも荷物を取り出しやすいので便利ですよ。
重い荷物を運ぶ場合や、歩くことが多い登山やハイキングでは、負担を軽減できるように背中の部分にパッドが入っているもの、体にフィットするように胸の部分や腰の部分にベルトがあるものなどを選ぶと良いでしょう。
負担を軽減する意味でもうひとつ重要なのは、背面長のサイズです。
背面長とは背中の長さのことで、リュックと背中の長さを合わせてきちんと背負うためにS・M・Lサイズや、長さを調節できるものがあります。
背面長の測り方は、腸骨稜(左右の腰骨の最上端)から第七頸椎(首の後ろの骨の一番出っ張っているところ)までの長さです。
このように、体へのフィット感など、実際に背負ってみないとわからない場合もあるので、実際に店舗などで試着してから購入すると失敗しませんよ。
いろいろと選ぶ基準がありますが、まずは容量、必要な機能、そして予算から選んでみてくださいね。
おすすめはコレ!人気ブランド15選
容量の選び方、機能の選び方をマスターしたら、次はどのブランドのリュックを選べばいいかが悩みどころですよね。
アウトドア用のリュックを取り扱っているブランドはたくさんあり、それぞれに特徴があります。
今回は、その中から総合的に人気のブランドをピックアップし、
- 機能性を重視したブランド
- ファッション性も取り入れられるブランド
- 低価格帯もそろうブランド
に分けてご紹介したいと思います。
最終的にアウトドアリュックに求めるものを決めて、「自分ぴったり」を見つけましょう!
機能性を重視するなら!
1.カリマー(karrimor)
バックパックが有名なカリマーは、世界的クライマーと共同研究して多くの商品を生み出してきたブランドです。
登山やハイキング用のリュックとしての機能性はもちろん高評価で、そのほかにもキャンプや普段使いに適したものなど、さまざまなタイプが取り揃えられています。
中でも登山やハイキングに適していて人気のシリーズが「ridge(リッジ)」。
容量は30Lと40Lから選べ、背面長も42cm、47cm、50cmと最も自分に合ったサイズを選ぶことができます。
また、背中にあたる部分にコンフォートインナーパネルが組み込まれており、体に沿ったカーブで負担を軽減し、通気性にも優れたパッドを採用しています。
キッズ用のリュックも扱っているので、ひとつあるといろんな荷物を持って行くことができますね!
2.ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)
もともとはマリンスポーツにおいて有名なブランドで、世界で初めて完全防水ウェアの開発に成功したブランド。
その技術で作り上げた防水性に優れたリュックは、マリンスポーツだけでなくさまざまなアウトドアで活躍する人気アイテムとなっています。
また、マリンのイメージからボーダー柄を取り入れたものもあり、デザイン性にも優れたアイテムとなっています。
山のアウトドアアクティビティだけでなく、海辺のアクティビティでも使い勝手の良いリュックになりそうですね。
こちらもキッズを取り扱っているので、どんな場所にも出かけられるリュックになりますね。
3.アークテリクス(Arc’teryx)
このブランドの始まりは、ロッククライミングをするときのハーネスをより良いものにすべく研究を重ね、クライマーからの支持を多く集めたのち、さまざまなアウトドアアイテムを作るべく立ち上げられました。
ハイキングや登山などはもちろん、キャンプや普段使いもできるさまざまなリュックを取り扱っています。
デザインやカラーはシンプルでスタイリッシュ、目的に合った機能のリュックをたくさん取り揃えているので、自分にぴったりのアイテムが見つかるはずです。
4.ホグロフス(Haglofs)
スウェーデンでバックパックの製造から始まったホグロフスは、実際にクライマーやアウトドアアスリートなど、専門家たちからの評価を受けながら作り上げた技術力と信頼性が人気のアウトドアブランドです。
カラーバリエーションや色使いは豊富ですが、デザインはシンプルでスタイリッシュなのが特徴的。
普段使いしやすいサイズのリュックから、登山の長期泊でも安心な60L以上のリュックも取り揃えているので、目的や好みに合ったリュックを選びやすいのではないでしょうか。
キッズ用のリュックも本格的なアウトドア使用になっていてかっこいいですよ。
5.ミステリーランチ(MYSTERY RANCH)
ミステリーランチは2000年に立ち上げられたアメリカのブランドで、ミリタリー、ハンター、森林消防隊、登山家のためのリュックに特化した製品を扱っています。
「機能性」「背負い心地」「品質」「耐久性」に優れたリュックは、どんな過酷な場所でも快適に荷物を運べる、本格的なアウトドア用リュックです。
背負い心地に影響する背面長の長さを無段階で調節できるフューチュラヨークシステム、荷造り(パッキング)や取り出しのしやすい、縦にも開閉できる3ジップデザイン、リュックの下部にあるメインと別れた荷物スペース(ボトムコンパートメント)の、開口部の広さと、かさばる荷物を圧縮できるシステムで使い勝手の良いスピードジップデザインなどを、ブランド独自の機能を装備したリュックが多数そろえられています。
6.ミレー(Millet)
ショルダーストラップ付きのバッグから始まり、その後フレーム付きのリュックの製作から、登山用のリュックの開発に力を入れ、数々の高山登頂を支えてきたアウトドア用品メーカー。
過酷な高山にも耐えられる高品質な素材や高機能な登山用リュックは、クライマーたちからの絶大な支持を集めています。
また、カラーバリエーションが豊富で、女性専用のモデルも取り揃えているので、どんな方でもお気に入りのアウトドアリュックが見つかるはずです。
7.スノーピーク(Snow Peak)
遭難者が多く危険な山とされていた日本の谷川岳に挑み続け、その経験をもとにオリジナルの登山用品を開発している、日本のアウトドアブランド。
その後、キャンプ事業もスタートさせ、日本のアウトドアシーンを支える人気ブランドとなりました。
スノーピークの製品の特長は、ユーザーの立場になって考え、開発し、実証することによりさらに品質に磨きをかけたアイテム。
リュックは信頼性の高い国内生産で、シンプルながら機能性を追求した作りとなっていて、海外からも注目されているアイテムです。
登山を始めとしたアウトドア用のリュックはもちろん、ビジネス用のリュックから普段使いできるリュックまで取り揃えています。
8.マムート(MAMMUT)
ドイツ語で「マンモス」を意味する「マムート」は、その名の通りマンモスのロゴが特徴的な、創業150年以上の老舗アウトドアブランド。
登山用品に強みを持っているマムートのリュックは、体の動きを邪魔しないスリムなデザインと、肩と腰の負担を軽減する「MAMMUT ACTIVE SPINE TECHNOLOGY」により、歩行時に左右に振られる体への負荷をなくし、快適な背負い心地を実感できます。
また、背面長を調節できたり、全面的に開閉できるジップで荷物の出し入れが容易にできるモデルが人気となっています。
その機能性や品質を追求した技術がキャンプや普段使いのリュックにも取り入れられ、使いやすい、長く使えるリュックがそろっています。
ファッション性も求めるなら!
9.ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
カルフォルニアにある国立公園の岩山(ハーフドーム)をモチーフにしたロゴが特徴的なノースフェイスは、言わずと知れた人気のアウトドアブランド。
世界初のドーム型テントやサスペンション付きのパック(リュック)など、革新的なアイデアで一躍有名ブランドになりました。
登山を始めとする本格的なアウトドア用の高機能、高品質のリュックはもちろん、ファッション性の高いモデルは、ビジネスや普段使いのリュックとして人気を集めています。
キッズ用のリュックもデザイン性が高く、鮮やかなカラーリングが人気。
どんなシーンでもリュックひとつでおしゃれを取り入れられるようなブランドなのではないでしょうか。
10.コロンビア(Columbia)
アメリカのアウトドアブランドで日本でも人気が高く、アウトドアのアイテムのみならず普段使いできるウェアやリュックも豊富に取り揃えており、ファッションブランドとしても人気を集めています。
アウトドアに適した機能性の高いリュックからデザイン性も重視したおしゃれなリュックまで幅広く、また比較的リーズナブルな値段で購入できるところも人気のポイントです。
また、キッズのリュックもおしゃれなデザインが多く、ちょっとしたお出かけからアウトドア用のリュックとしても使えるおすすめのブランドです。
11.エーグル(AIGLE)
ラバーブーツで有名なエーグルは、近年、女性からの支持を多く集めているブランド。
撥水加工や高密度ナイロンなど上質な素材を使用し、デザイン性にも優れたリュックが人気となっています。
また、リュックとトートバッグと2WAYで使えるアイテムは、普段使いとアウトドアと、使える幅がひろく便利。
普段使いから日帰りの登山まで活躍してくれるリュックを取り揃えているブランドとなっています。
12.コールマン(Coleman)
コールマンは主にキャンプ用品の製造・販売を行っているブランドで、キャンプのことを知り尽くした快適なリュックはもちろん、普段使いから日帰りの登山まで活躍するリュックを取り扱っています。
コールマンのリュックの特徴は、おしゃれなデザイン性と豊富な種類。
キッズや女性向けのリュックは軽量でデザインもかわいらしいものが多く、ユニセックスのリュックもカラーバリエーションが豊富でスタイリッシュなデザインになっています。
キャンプが目的でリュックを探している方は、キャンプ用品も一緒に揃えられるコールマンで選んでみてはいかがでしょうか。
お手頃な値段で買いたいなら!
13.チャムス(CHUMS)
よくペンギンと思われがちな「カツオドリ」のマークがお馴染みのチャムス。
カジュアルなアウトドアブランドとして若者を中心に人気となっています。
他ブランドにはあまり無いカラーや遊び心のあるデザイン、ボーダーや迷彩など柄物も多いので、リュックにおしゃれを求めている方にぴったりのブランドです。
また、比較的リーズナブルに購入できるのも人気のポイント。
カップルや友達、親子でのリンクコーデなどにも活躍しそうですね。
日帰りのキャンプやハイキングに適したリュックと言えます。
14.モンベル(mont-bell)
アウトドアグッズを全面的に扱っている、日本のブランド。
メイドインジャパンにこだわった信頼性と品質から、多くのユーザーから支持を得ています。
モンベルのリュックの特徴は、日本人に合ったデザインと種類の豊富さ。
日本のメーカーだからこそのしっかりフィットするデザイン設計、女性用から子供用、登山から普段使いまで、5L~100Lまで展開する豊富な容量設定などが、選ばれる理由となってます。
また、機能性もありながら、海外ブランドに比べ比較的安く購入することができるのも人気のポイント。
これからアウトドアを楽しみたいという方は、モンベルから探してみると良いのではないでしょうか。
15.パタゴニア(patagonia)
登山用品を中心に、さまざまなアウトドア用品を製造販売しているアメリカのブランド、パタゴニアは、環境問題や環境に配慮した商品や取り組みを基本とし、長く使える機能性や耐久性、シンプルさと実用性に徹したデザインを取り入れたアイテムを取り扱っています。
リュックにおいても、機能性や耐久性、撥水性などはもちろん、原料染めやリサイクルナイロンを使用し、環境に配慮した製品となっています。
それでありながら豊富なカラーバリエーションやデザイン性の高さが人気となっていて、幅広い価格設定で選びやすいことから、アウトドアのみならず、普段使いのリュックとしても人気を集めているブランドです。
おまけ:「リュック」と「バックパック」の違いは何?
「リュック」の正式名称は「リュックサック」で、ドイツ語の「Rucksack」からきており、意味は直訳で“背中袋”。
「バックパック」はもともと「ナップサック」や「サックパック」と呼ばれていましたが、ドイツ語の「リュックサック」の意味である“背中袋”をなぞり、英語で“背中袋”という意味の「バックパック」という言葉が使われるようになりました。
つまりドイツ語、英語と発音の仕方が違うだけで、意味は同じということになります。
日本では「バックパック」に対しての解釈が“バックパッカー用のリュック”というイメージがあるので、容量もサイズも大きいリュックのことを「バックパック」と呼ぶ傾向があるようです。
バックパックはその他にも、単に「パック」と呼ぶこともあります。
また、ドイツ語の正式な発音である「Rucksack(ルックザック)」から、日本では「ザック」と呼ぶこともありますが、意味としては“袋”だけなので、日本以外ではリュックサックの意味としては使われません。
ブランドの特徴から自分にぴったりを見つけよう!
以上がアウトドアリュックの人気ブランド15選でした。
それぞれブランドによって、何に強みをおいているか、どこにこだわりをもっているかなどの特徴があるので、ご自身のアウトドアの目的や好みからブランドを選んでみてくださいね。
迷ってしまう場合は、予算からしぼると選びやすいかもしれませんね!