七五三は2歳と3歳どちらで行う?みんなの体験談と決め方のコツ

子供の成長を祝う大切なイベントである七五三は、晴れ着を着て写真を撮ったり、神社にお参りに行ったり、素敵な一日にしたいですよね。

お子さんが初めて七五三を迎える2歳ごろになると、七五三について考え始める方は多いのではないでしょうか。

今回は2歳のお子さんをもつ方の悩みに多い、「数え年の2歳で七五三の写真やお参りってできる?」「満年齢の3歳でやったほうがいいの?」などの疑問を、七五三の習わしや実際に行った方々の体験談をもとに解決していきましょう!

スポンサーリンク

七五三は数え年でやらなくてはいけないの?

昔は、生まれた日を0歳ではなく1歳とし、新しい年を迎えたとき(1月1日の元旦を迎えたとき)に1つ歳をとる“数え年”という年齢の数え方をしていました。

また、七五三も昔からある行事なので、数え年で行われてきました。(天和元年11月15日(1681年12月24日)、江戸幕府第5代将軍:徳川綱吉の長男:徳川徳松の健康を祈って始まったとされる説が有力)

その後、1950年に数え年から満年齢の数え方に変えるよう法律が施行されましたが、昔の風習から、七五三は数え年で行うという考え方をするようです

しかし、厳密に決まっているわけではなく、現在では数え年でも満年齢でもどちらで行っても良いとされています

みんなは何歳でやった?体験談まとめ!

七五三の習わしとして、お参りなどは数え年でも満年齢でも良いとされていますが、初めて七五三を迎える歳である2歳・3歳のお子さんでは、年齢に大きな差があるのではないでしょうか。

おじいちゃんおばあちゃんは数え年の2歳で七五三って言ってるんだけど…

数え年だと2歳でやることになるけど、2歳ってちゃんと言うこと聞いてくれる?

早生まれだから数え年と満年齢どちらでやったらいいか悩む…

などの疑問に対する解決策や体験談を、『ウィメンズパーク』『発言小町』『教えて!goo』『ヤフー知恵袋』などの質問サイトからまとめてみました!


おじいちゃんおばあちゃんは数え年の2歳で七五三をやると言っているのですが、みなさんは数え年と満年齢どちらで七五三を行いましたか?

3歳で行いました!
長時間の写真撮影や、ご祈祷でじっとしていられるか不安だったので、満年齢の3歳で七五三を行いました。
おじいちゃんおばあちゃんが絶対と言っていない限り、お子さんのことを一番に考えて何歳でやるのか決めたほうがいいですよ!

数え年で行いました!
うちはおじいちゃんおばあちゃん達も私達も数え年でやる考えだったので2歳で行いました。
前撮りは少し苦労しましたが、11月のお参りはお利口にしていられました。
うちは数え年でしたが、まわりの子は満年齢でやる子も多いみたいです。
お子さんの成長や親御さんご本人の意見を尊重してみては?


娘が数え年で今年七五三なのですが、写真もお参りもちゃんとできるか心配です。
数え年で七五三をやられた方、お子さんはどうでしたか?

上の子と一緒にやるために下の子は数え年で行いました!
2歳半で前撮りでしたが、やはり落ち着きがなく、写真も真顔になってしまっていました。
しかし、上の子と一緒にできて良かったですし、2歳のかわいらしい写真が残せたのでやってよかったと思います。

数え年で行いました!
特に理由はないのですが、数え年で行いました。
2歳半くらいだったのでお着物のサイズがぶかぶかで合うものがあまりありませんでした。
お子さんによると思いますが、写真自体はおとなしく撮れたと思います。
良い思い出ですが、満年齢の3歳でやっても良かったのかなと思います。


2月生まれの娘がいます。
同学年のお子さんは満年齢で行いますが、うちは早生まれなので数え年になってしまいます。
早生まれのお子さんがいらっしゃる方は、数え年と満年齢どちらで行いましたか?

満年齢の3歳で行う予定です!
うちの子も早生まれです。
まだ髪の毛が少なくうまく結べないのと、イヤイヤが激しいので大変かなと思い、満年齢で行うことにしました。

数え年で行いました!
1月の早生まれですが、同学年の子と同じくらい身長が高かったので3歳になってからだと着物が合わないかもと思い、数え年の2歳半で前撮り、2歳10ヶ月でお参りに行きました。
前撮りのときは不安でしたが、着付けやお化粧をしてもらってニコニコ嬉しそうにしていましたよ。


どの質問に対しても、数え年と満年齢、それぞれの理由があるようです。

他にもこんな意見や体験談がありました!


満年齢で行います!
現在2歳の娘がおり、数え年でやるとしたら今年ですが、現在妊娠中なので、前撮りや準備などが大変そうなのと、下の子が生まれたらお誕生日の写真と一緒に七五三の写真をやろうと思っているので満年齢にします。

上の子と一緒に行うために数え年でやりました!
とは言え2歳でやることに不安があったので、普段からヘアピンやゴムを結んで「かわいいね」と言ってあげたり、着物を見せて「今度こんなにかわいい服着て写真撮れるんだよ!」と気分を高めさせていました。
当日はそれなりに苦労した部分はあったものの、本人はおしゃれして楽しそうにしていました。

2月生まれの早生まれで、数え年でやる予定です!
祖父母の予定などもあり、お参りは数え年でやる予定です。
写真はやはりじっとしていられそうになく、かわいらしい写真も残してあげられないと思うので、3歳になってから、混まない時期に取りに行こうと思っています。

数え年でやりました!
うちの地域は、みんなほとんど数え年でやっているので、うちも数え年でやりました。
おじいちゃんおばあちゃんの住む地域や、旦那さん側のご両親の住む地域など、住む地域によって結構習慣が違うようなので、迷っている場合は確認してみたほうがいいかもしれません。

満年齢で行います!
うちも数え年にするか満年齢にするか悩んでいたのですが、保育園の同級生の子たちが満年齢にすると言っていたので、娘も同じ時期にと満年齢で行うことにしました。
お子さんに保育園や幼稚園の同級生の子がいたら、まわりの子と合わせるというのも考え方のひとつではないでしょうか?

満年齢で行いました!
うちの子は12月末生まれで、数えでやると七五三のときはまだ1歳10ヶ月なので、満年齢の年(といっても2歳10ヶ月ですが)でやりました。
前撮りにする場合も、数えだと1歳代の子は、満年齢の年にやる方が多いのではないでしょうか。

数え年と満年齢、それぞれのメリット・デメリット

七五三を数え年の2歳で行うか、満年齢の3歳で行うかは、それぞれのご家庭の事情や考え方によって分かれていることがわかりました。

体験談をもとに、七五三を数え年で行う際のメリット(理由)とデメリット(懸念点)、満年齢で行う際のメリット・デメリットをまとめてみました。

これらはご家庭の事情やお子さんの特徴によるものなので、すべての方に共通することではありません。

数え年で行うメリット(理由)

  • 昔の風習が数え年で行うものなので、しきたりを大事にしたい
  • おじいちゃんおばあちゃんが数え年で行うと言っているので、その気持ちを優先させたい
  • 兄弟・姉妹の七五三に合わせたい
  • 2歳のころのかわいらしい写真が残せる
  • 子供の身長が大きめだから
  • 住む地域の習慣や、まわりの方・子供の同級生と合わせるため

数え年で行うデメリット(懸念点)

  • イヤイヤ期と重なったり、じっとしていられない、言うことをまだ聞けない時期
  • 写真で笑うということがわからなかったり、緊張から笑顔の写真が残せない
  • 着物のサイズが合わない
  • 髪の毛が少ない
  • 11月後半~12月31日生まれの子は、1歳代で行うことになる

満年齢で行うメリット

  • 2歳のときに比べ、落ち着きや言うことを聞けるようになっている
  • 写真のときに笑顔を作るということができる
  • 髪の量や長さも成長し、ヘアスタイルを楽しむことができる

満年齢で行うデメリット

  • 七五三の風習(数え年で行う風習)を重んじる人からすると受け入れられないこともある
  • 11月後半~12月31日生まれの子、早生まれの子の場合、遅生まれの同級生が数え年で行っていると、2年の差ができる

うちは何歳でやろう?決め方のコツ

数え年と満年齢それぞれのメリット・デメリットをふまえ、実際に何歳で行うことにするか、決め方のコツをまとめてみました。

ひとつずつ確認してみて、数え年と満年齢どちらで行ったほうが良いのか総合的に判断してみてくださいね。

お子さん・ご家族ともに負担にならないか

七五三のお祝いとして一般的な写真撮影、お参り、食事会など、一日ですべてやらないにしろ、満年齢の子に比べると、数え年の子のほうが、体力的な負担や慣れないことをする負担などが大きくなります

また、イヤイヤ期に突入していて、なんでもかんでもイヤイヤになっている中、無理やり写真を撮ったり、言うことを聞かせようとするのも、お子さんにとってもご家族の方にとっても負担になり、せっかくの七五三が悲しい思い出になってしまいます。

まずはお子さんの普段の様子や体調面などを観察し、数え年で行えるのか満年齢で行ったほうが良いのか考えてみてくださいね。

お子さんのヘアスタイルをどうするか

体験談にも多くあがっていたのが、お子さんの髪の量や長さに関する決め方でした。

数え年の年齢だと、まだ髪の毛が薄かったり短かったりで、せっかくの七五三の晴れ着や写真のときに、ヘアスタイルをおしゃれにしてあげられないとの理由で、満年齢まで待つという意見がありました。

ヘアスタイルを楽しみたい方は、髪の量や長さから、数え年にするか満年齢にするか判断してみてくださいね。

お子さんの衣装のサイズやデザインは?

こちらも体験談で多くあがっていた、身長や衣装のサイズに関する決め方です。

数え年だとまだ小さくて、衣装(和装)のサイズがぶかぶかだったり、デザインも選べなかったという意見がありました。

逆に、数え年でも身長が高めのお子さんの場合、満年齢にすると衣装(和装)のサイズが合わなくなってしまうかもしれないとの理由で、数え年で行うことにしたという意見もありました。

衣装のサイズに対して不安がある方は、お子さんの身長や体格などから、数え年にするか満年齢にするか判断してみてくださいね。

また、貸衣装のお店や写真スタジオに、あらかじめサイズやデザインの相談をしてみるのも良いでしょう。

写真は前撮り?後撮り?

現在の七五三は、込み合う時期を回避するための前撮り→七五三時期のお参りのスケジュールが一般的となっていますが、数え年の場合、前撮りの時期は11月のお参りの時期に比べてさらに月齢が低くなります。

前撮りをする前提での数え年というのが一番の不安要素だという方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、一般的なスケジュールにかかわらず、お参りや食事会は数え年で行い、写真はもう少し大きくなってからゆっくり撮影する、後撮りのスケジュールにしてみましょう

例えば、おじいちゃんおばあちゃんは数え年と言っているけど、ご家庭では満年齢でやりたいと思っている場合、お参りや食事会は数え年で、写真は満年齢のときにゆっくり後撮りにする。

イヤイヤ期で大変だけど、同級生が数え年で行う子が多いので、自分のお子さんも同じ時期にやってあげたいと思っている場合、お参りは数え年で、写真は満年齢のときにゆっくり後撮りにする。

最近では後撮りのプランやお得なキャンペーンを行っている写真スタジオも増えてきているので、後撮りを考えている場合は、プランから写真スタジオを選ぶと良いでしょう。

最適なスケジュールで素敵な七五三を!

七五三を数え年で行うか満年齢で行うか、昔の風習やみなさんの体験談、決め方のコツをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

お子さんの七五三の予定は立てられそうでしょうか。

実際に行うまで不安な部分があっても、今回の記事を読んで把握しておくことで、うまく対処することができるようになるはずです。

また、ここまで考えて計画してきても、すべて順調に、予定通りに進まないことがあるかもしれませんが、何よりもお子さんの成長や気持ちを大切にし、良い思い出となるように、素敵な七五三を迎えられるように、心から応援しております。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする