つらい花粉症の時期がくる前、いろいろな対策をして準備している方は多いと思いますが、実は普段の食事でも花粉症に効く食材や、逆に花粉症を悪化させてしまう食材があるのをご存知ですか?
そこで、今回は花粉症に効く食べ物、花粉症に悪い食べ物をまとめてみました!
花粉症に効く食べ物は?
花粉症に効果がある食べ物を食べると、花粉症を和らげたり、悪化させない効果が見られます。
レンコン
レンコンの表面にある黒ずみだったり黒い斑点は実はポリフェノールの一種「カテキン」が含まれています。
そのため、レンコンを食べることで、アレルギーの症状を起こす抗体の血中濃度を下げることができます。
わさび
わさびの成分が、花粉のアレルゲンタンパクを別物質に変えるため、花粉症の発症を抑える働きがあります。
バナナ
バナナを8週間毎日食べ続けている人について、花粉症の「くしゃみ」症状が緩和された、というデータがあり、バナナを継続的に食べることで、花粉症のつらさを抑えることができます。
しそ
シソに含まれる「αリノレン酸」には抗アレルギー作用がある事から、花粉症予防の効果があります。
また、シソに含まれるフラボノイドの一種で「ルテオリン」には、IgEという抗体の分泌を促して花粉症の原因物質を抑える作用もあります。
花粉症に悪い食べ物は?
いろいろ対策をして少しでも花粉症を和らげたいのに、普段の何気ない食事で逆に悪化させてしまうのでは意味がありません。
ちょっとだけ食べるものに気を遣って、辛い時期を乗り越えましょう!
生のトマト
生のトマトにはヒスタミンというアレルギー反応に関係している成分を多く含んでいるので、花粉症をさらに悪化させてしまいます。
また、スギ花粉症やヒノキ花粉症の人では、アレルギーがさらに激しく反応するアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
しかし、加熱されたものや加工品ではヒスタミンが少なくなるため、悪化してしまう心配は少なくなります。
牛乳
体によさそうな牛乳ですが、実は食物アレルギーや花粉症の引き金になりやすいといわれています。
その原因などは詳しくわかっていないようなのですが、花粉症の時期は控えておくほうがいいことは間違いないようです。
アルコール
飲まなくてはならない機会もあるお酒ですが、日本酒、ビール等に含ませるアセトアルデヒドという成分が、鼻水、くしゃみ、鼻づまりなど、主に鼻に起きる症状を悪化させてしまうのです。
しかし、どうしても飲まなくてはならない、飲みたいという人は、赤ワインがおすすめです。
実は、赤ワインに入っている赤ぶどうの皮にはアレルギーを抑える効果があるので、むしろ飲んだほうが効果があるとも言われています。
辛いもの
花粉症に関係なく、香辛料などの刺激物は、鼻の粘膜にある毛細血管を広げてうっ血・充血させてしまうため、それによって、鼻水の量が増えたり、鼻づまりを引き起こすので、花粉症の時期はますます症状をひどくしてしまうことが考えられます。
まとめ
花粉症に効く食べ物、悪い食べ物をご紹介しましたが、知らずに摂取する機会の多いものばかりだったのではないでしょうか。
しかし、この記事を読んで、ちょっとだけ食事に気を遣うことができれば、花粉症の時期をいつもより楽に乗り越えられるかもしれません。